毒親から逃げたいあなたへ|3つの対処法と僕の脱出体験談
毒親って最悪ですよね。
時間やエネルギー奪ってくるし、支配的で、控えめに言って子どもにとってはいらない存在です。ゴミと言って差し支えないでしょう。
そんな毒親に対する対処法について書いていきたいなと思います。
毒親とは
毒親の定義はこんな感じです。
- 子どもの人生に介入してくる
- 子どもに自分の価値観を押し付ける
- 子どもを自分の夢や目的を果たすための道具扱いしている
- 子どもに攻撃的な態度をとる
- 子どもに精神的虐待、身体的虐待をする
- 子どもを思い通り支配しようとしている
- 子どもを一人の人間としてみていない、敬意のかけらもない
- 子どもを負の感情をぶつけるサンドバックにしている
こんな毒親がいると、子どもはめちゃくちゃ生きづらいと思います。
毒親はなぜそんなことをする?
なぜ、毒親はそうなってしまうのか?
理由は大体こういう感じです。
- 子どもよりも自分を愛しているから
- 支配することで、気持ちよくなりたいから、自尊心を高めたいから
- 子どもを使って自分の夢を叶えたいから
- 世間体や周りの評価、自分のステータスを上げたいから
- 100%自分が正しいと思っているから
- 子どもを一人の人間としてみていないから
要するに、ゴミみたいな理由で、毒親をしています。
こんな毒親になるなら、子どもなんか作るなよって思いますね。子どもがかわいそうです。
子どもは自立するまでは、一人で生きられないので、どんなに毒親がゴミでも逃げることはできません。いわば、命を人質にされているのです。
毒親に育てられたらどうなる?
毒親に育てられた場合、子どもへの影響は大きいです。
具体的にはこういった影響や症状、危険性があります。
- 自尊心が下がる
- 人間不信になる
- 他人が怖くなる
- 他人は敵だという思想になる
- 成長の機会をことごとく奪われるので自分で物事を決められなくなる
- 自分の人生を歩ませてもらえないので人生が不自由で不幸になる
- 愛情不足で承認欲求が強くなり問題行動を起こしやすくなる
- 人格が歪みやすくなる
- 自分を愛せなくなり事あるごとに自分を責めるようになる
また、精神的ストレスによる、健康への悪影響も考えられるので、毒親に育てられただけで、かなりのデバフが子どもに与えられることになります。
毒親を変えることはできる?
基本的に、毒親を変えることは不可能です。
アドラー心理学でも、他人を変えることは不可能だと言われています。
例えるなら、ラクダを水辺まで連れて行くことまではできるが、水を飲むかどうかはラクダ次第のようなものです。
いくらこちらから変わるように仕向けても、毒親に変わる気がなければ変えられません。
毒親への対処法3パターン
毒親への対処法は3パターンあります。
これが、毒親に悩むあなたの取れる選択肢になります
それぞれの対処法を解説しますね。
①毒親から逃げる
毒親への対処法1つ目
逃げること、これが一番オススメです、連絡先もブロックし、電話番号も変えて、遠いところに引っ越すのです。
シンプルですが、これが毒親の子どもが穏やかな暮らしをするベストな方法です。
毒親が変わらないのであれば、こちらが変わるしかないのです。
毒親が役所の住民票を取得して、居場所を探そうとしてくる場合は、役所に虐待や精神的苦痛を受けていることを説明することで、住民票の非公開のようなものができます。そうすると、親だろうがあなたの居場所を知ることはほぼできなくなります。
もし、毒親から逃げることに罪悪感を抱く場合は、こう考えましょう。
一番の親孝行は、あなたが幸せに生きること。毒親によって、あなたの人生が不幸せなのであれば親不孝者です。親孝行者になるために毒親から逃げるのです。
②毒親とは上手くごまかして関わる
毒親への対処法2つ目
毒親を上手く躱す術があるなら、一生誤魔化して関わっていけばいいでしょう。
しかし、毒親が与えてくる精神ダメージはじわじわと心を蝕みます。
それに、毒親はいるよりいない方がいいのは当然なので、やはり逃げるのがおすすめです。
僕は、最初は、毒親とは上手くごまかして暮らしてきました、機嫌が悪くならないように、毒親の一挙一動に神経を集中し、ご機嫌取りをしたり、逆らわないようにしたり、仲の良い親子を演じます。これで多少は、毒親が毒を振りまくのを抑えられます。
おそらく、アカデミー賞の主演男優賞取れたんじゃないか?ってくらい演技しまくりました。
もちろん、こんな荒業が続くはずがなく、僕のメンタルは徐々に破壊されていきました。
そのせいで、後遺症が残り、他人の感情に過剰に反応するようになって、会社で、ちょっとでも機嫌が悪い人がいると怖くて動悸がしたり、本音が話せず、気持ち悪い愛想笑いと、ご機嫌取りの言葉しか吐けない人間になりました。
演技して、上手くごまかせるとは言っても限度があるので、これを一生続ける、メンタルに自信がある人以外には、おすすめしません。
③毒親と戦う
毒親への対処法3つ目
正面から向き合うんだ!という場合は、バチバチに毒親と戦いましょう
今まで嫌だったこと、どう思ったのか、これからどうしてほしいのか。
全部ハッキリと伝えます。多少感情的になっても構いません。
毒親は、十中八九、子どもが生意気な口を!!と反発してきますが、強い意志で戦いましょう。
目安としては、毒親が絶望するくらい叩きのめしてやりましょう。そうしてようやく本気度が伝わります。
とはいえ、毒親が逆ギレしてきたり、どんな反応をしてくるかはわかりません。
一発逆転で、毒親をまともにして、これから一緒に生きていきたいんだ!と思っていないのであれば、戦うメリットは薄いでしょう。
毒親から逃げられない時
まだ未成年とか、親を目の前にすると意思表示や行動ができない、支配が強すぎて逃げられないといった環境に置かれている人もいると思います。
- 逃げる
- ごまかして関わる
- 戦う
どれもできない人は、とにかく耐えて、これらを試してみてください。
家族以外の人間関係を豊かにする
毒親がいる家族という場が苦しいのなら、別の場を居場所にしましょう。
友達、恋人、学校、部活、職場、趣味
なんでもいいです。
新しい世界が広がると、家族という世界が、相対的に狭くなります。
例えて言うなら、汚いゴミ屋敷に住んでいたとして苦しい思いをしてたけど、気球で上昇したら、ゴミ屋敷はみるみる豆粒のように小さくなっていき、やがて見えなくなり、上から俯瞰してみると、世界がきれいに見る。みたいなものです。
とにかく、家族以外の世界を広げていきましょう
毒親が世界のルールではないことに気づくこと
毒親と一緒に暮らしていると、毒親が正しくて自分が間違っていると錯覚しがちですが、そうではありません。
この世に、善悪なんてものはなくて、毒親との上下関係のせいで、毒親が正しく見えているだけです。
そもそも、子どもに苦痛を与えるような関わり方は、子どもにとっては悪でしかありません。
逆らえなくても、自分の感覚が間違っている、毒親が正しいなんて思わないでください。
家族の外の視点から見れば、毒親が世界のルールではないことに気づくでしょう。
嫌われる勇気を持つこと
最悪、親に嫌われたっていいじゃないですか!
嫌うか嫌わないかなんて、子どもにコントロールできるようなものではありません。
子どもが何しようと、毒親は嫌うときは嫌います。
だから、◯◯すると嫌われるかも・・・とビクビクする必要はありません。
堂々と、嫌われたらいいのです。
親以外にも、あなたを好いてくれる人はいくらでもいます。わざわざ嫌ってくる毒親を大切にする必要はないのです。
僕の毒親は・・・(体験談)
こんな偉そうなことを書いて、お前に毒親の何がわかると思われたかもしれませんが、何を隠そう僕自身も幼い頃から毒親である父に苦しめられてきました。
深夜に酔っ払って帰ってきて家で暴れて大声張り上げて、幼い僕は叩き起こされて正座させられたり、皿や椅子を投げられたり、食べ物投げられたり、普通に暴力もされました。
耳を引っ張られて、耳たぶが半分ちぎれたこともあります。
まだ幼い小学生の子供にですよ?
どう考えても毒親ですよね。
僕からしたら恐怖の象徴でしかなく、今でも顔を思い出すだけで怖いです。
それほど、毒親の行動は、子どもの心の奥深くに消えない傷を残すのです。
おまけに、毒親の父のせいで、人間不信にもなり、他人の顔色をうかがい、少しでも怒りを見せたら体が震えるようになったせいで、大人になったあとも他人とのコミュニケーションに苦しまされています。
毒親から逃げられるなら逃げてください!
毒親と対処法について書いてきましたが
結論、逃げましょう!!
ということになります。
実親であろうと、あなたが苦痛を感じる人間と関係を続ける価値はありません
何より大切なのは、あなたの人生が生きやすくなることです。
これより大事なものはありません。
あなたの人生のためにも、勇気を出して逃げてみてください。きっと今より人生が楽になるはずです。